PayPayを使った事前決済で予約トラブルの回避

飲食店で予約によるトラブルの報道をよく目にするようになりました。

予約時に何の保証も取り付けていない状況では、客側が一方的にキャンセルすることで客側にデメリットはありませんが、店側には影響があります。

コース料理等準備を行ったにも関わらず客が無断キャンセルを行った結果、料理は無駄になり、席も空席のまま空けて機会損失を発生させます。

席予約は仕方ないとしても、せめてコース料理等物質的に既にコストが発生するものに関して事前決済を求めることはおかしなことでは無いと思います。

今回はその事前決済の方法をお伝えします。

PayPayを使った事前決済バナー

前提

今回はPayPayの加盟店であることを前提にお伝えいたします。

新しく何らかの契約を発生させず、顧客側の利用率の高いPayPayだからこそ抵抗感なく使用されやすいということが前提となります。

事前決済用QRコード

PayPayはご存知の通り、店舗側発行のQRコードを読み取り、顧客側のスマホで金額を入力し決済を行えます。

ただし、この方法は対面で入力された金額と決済されたことを店舗側スタッフが確認できる環境において、安心して行える方法です。

では遠隔にて、お客様にコードだけ渡して決められた金額を支払ってもらえるかわからない状況では不安になりますよね。

そこでPayPayの金額設定済みQRコードをいただくとそんな悩みは解消できます。

事前決済用QRコードの作り方

1.PayPay for Businessの管理画面を開く

PayPayForBusinessロゴ

2.画面下にある、「受取」を押す

受取ボタン

3.「バーコード受取」を選択

バーコード受取

4.金額を入力

金額を入力

金額を入力して、「○○円を受け取る」を押す

5.QRコードが発行される

金額固定QRコード

運用方法

予約の連絡が入ったら、上記のQRコードを発行し、顧客側に請求します。

もちろん送り先が必要になりますので、メール・LINE・SNS等何かの連絡先を確認します。

今までは名前と電話番号を聞いていたと思いますが、こういった連絡手段を確認すること自体は何も違法性はありませんので、自信をもってご確認ください。

もしもこの連絡手段の提供を拒否されるようでしたらその時点でリスク回避も含めてご予約を受けないということも店舗側の決断としては必要です。

連絡手段をお聞きしたら、予約内容に応じた金額を設定したQRコードを送付し、

「○○日までにご入金ください。それまでにご入金の確認が取れない場合は予約をキャンセルさせていただきます。」

といった内容も加えます。

同じような金額で事前決済を同時に何組かのお客様にご案内する際には、決済完了の画面をキャプチャで送っていただくことも案内されると良いと思います。

当社運営の8キッチンでも何度かこのような運用をしておりますが、今までで一度も問題は起きておりません。

ぜひご活用ください。