サービス業のDX

サービス業のDXは一般的な製造業や商社などのオフィス業務よりDXがしづらいイメージがあります。

そのため、DXが進んでいない、もしくは遅れている場合が多々あります。

もちろん、上場企業などでは、HP・SNS戦略・HR関連・予約等の顧客管理・キャッシュレスなどの基本的なDXが進められているところがほとんどです。

まずは基本のDXを整理して、問題無く実施できているかご確認ください。

飲食店

1.HP

HPはもちろん必要です。

信頼度もそうですが、基本的な情報は固定されたHPに記載されるべきです。

基本的な情報とは、会社概要・アクセス・サービス内容(メニュー・価格など)といった大きく変動しない情報です。

基本的な情報以外に、タイムリーな発信などを「新着情報」などで扱いますが、最近ではその役割をSNSで行う場合もあります。

HPに予算が割ける場合、予約機能・ECサイト・商品カタログなどを載せることもできます。

串カツ田中
<串カツ田中予約サイト>

このような実質的な機能を持たせることでHPへのアクセス頻度は高まります。

2.SNS

SNSはタイムリーな発信、情報の拡散などに効果的です。

一方でコミュニケーションツールであることが前提ですから、ユーザーとの直接的なコミュニケーションの場として活用すると企業としての信頼度やファン化に効果があります。

食べログなどのクチコミサイトはもちろん、Googleマップのコメント、さらにはFacebookやTwitterによる発信でユーザーとのやり取りをすることもいいでしょう。

アウトドア製品で有名なスノーピークなどでは、ユーザーの交流ページとしてFacebookグループを活用しています。

スノーピーク
<スノーピークのFacebookグループ>

SNSを日記のような使い方(報告・つぶやき・定時連絡など)ではもったいないので効果的に活用しましょう。

3.キャッシュレス

サービス業の場合、店舗にて対価のやり取りがありますが、キャッシュレスが支払いのメインになっているユーザーが増えています。

クレジット決済

QR決済

交通系カードなどのタッチ決済

などです。こういったものを扱えるようにキャッシュレ決済を複合的に扱える端末を提供しているサービスやPayPayなどのように自社用のQR発行だけで何も専用の機材を用意しなくていいものもあります。

PayPay
<PayPay導入>

まずは、QR決済から導入を検討されても良いと思います。

他にも、先ほどのHPで紹介したEC機能を現地での注文・支払に活用することも可能です。

4.社内管理

勤怠管理や社内申請などを紙からデジタル化して管理業務の負荷を減らすのはサービス業のみならず全業種で実施すべき内容です。

また、社員の評価、戦力・技術・経験などの管理としてHR(Human Resource)の活用を進める企業も増えています。

サイレコ
<サイレコ>

社内管理に時間や負荷をかけてもお客様には何もメリットがありません。

ぜひこういった部分は効率的になるようにしていきましょう。

5.顧客管理

顧客管理として、会員登録されたお客様情報をExcelに記録している企業は多いのではないでしょうか。

もちろんお客様カードみたいな手書きの紙をファイルで管理する方法からはこれが第一歩目のDXです。

データ化することでメルマガリストなどにも活用できます。

最近ではSNSにて顧客とつながるパターンも増えています。

LINE公式アカウントが一番多いかもしれません。

顧客をもっとセグメントしたり、利用頻度によるインセンティブを付ける部分も顧客管理をシステム化することで活用の幅は広がります。

例えば、会員カードやポイントカードのアプリ化によってやれることは増えます。

P+Kachi
<P+KACHI>

まだ運用していないものがありましたらぜひこの機会に運用を検討してみてください。

何を入れればいいかわからない、どうすればいいかわからない方はぜひお気軽にご相談ください。