事業再構築補助金の重要ポイント
事業再構築補助金の重要なポイントをご紹介します。
市場調査の精度
5月31日に経産省の行政事業レビューが行われました。
担当部長の村上氏いわく、申請者の8割が市場調査が落第レベルということでした。
精緻な市場調査をどこまでできているか、という点では当然事業再構築補助金の公募要領発表から1回目の締め切りまでの1か月ほどで完璧なものはできません。
しかし、通常新事業を行う上で「本当にニーズがあるのか」「想定ターゲットは」「ターゲットの数(規模)は」などをしっかり調査した上で踏み出すかどうかの判断がなされます。
補助金のために事業計画を立てたならば間に合いませんが、元々やる予定だった事業の場合、すでに市場調査なども行っていることは当然ということなのでしょう。
審査のポイント
審査のポイントもレビューと公式チャンネルに1月前に投稿された動画で言及されている内容から考えると、実現性と再構築の度合いが最重要審査ポイントです。
・企業規模からその事業を計画通り行える財務基盤があるか?
・市場調査をしっかり行っているか?
・実施体制、スケジュール、遂行方法が妥当か?
・思い切った大胆な事業再構築を計画しているか?
・新型コロナによる影響が深刻で事業再構築の必要性が高いか?
・事業の選択と集中ができているか?
・地域経済のイノベーションに貢献できるか?
上記のような内容が審査の重要ポイントで、上記に不足があれば採択される可能性が遠ざかると思っても良いくらいでしょう。
次回以降に具体的に解説していきます。