補助金 ものづくり補助金
ものづくり補助金は生産設備導入に対して補助金が支給されます。申請できる企業の枠が広いため結構参加しやすいのですが、補助金の審査としては厳しい部類に入ります。採択率は例年50%に届きません。
ものづくり補助金概要
- 対象:中小企業、小規模事業者(個人事業主含む)
- 補助額:[一般型] 1,000万円 [グローバル展開型] 3,000万円
- 補助率:[通常枠] 中小企業 1/2、 小規模企業者・小規模事業者 2/3 [特別枠] A類型 2/3、 B・C類型 3/4
- 必要事項:gBizIDプライムアカウント、付加価値額 +3%以上/年、給与支給総額+1.5%以上/年、現在の社内最低賃金が地域の最低賃金より30円以上高いこと
- 申請は通年に変更され、何回かの申請締め切りごとに審査が行われる(3か月おきに締め切り)
- 申請書類の所定様式がない
ものづくり補助金のテーマ
ものづくり補助金では今まで独創性のある商品開発をするために設備を新しく導入する必要があり、その導入費に対して補助が出るイメージでした。
新しくなったものづくり補助金では、生産方式や提供方式を新しくする点や新しい概念のサービス提供などにも範囲を広げました。
重要な加点項目
補助金では加点項目というものがあります。通常はおまけ扱いで無くても申請内容が良ければ採択されますが、ものづくり補助金では加点項目が少ないと採択されにくくなります。
① 成長性加点:「有効な期間の経営革新計画の承認を取得した(取得予定の)事業者」
② 政策加点:「小規模事業者」又は「創業・第二創業後間もない事業者(5年以内)」
② 災害等加点:
③-1:「新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために設備投資等に取り組む事業者(特別枠の申
請者)※」
※ 特別枠で不採択となり、通常枠で再審査される場合に加点されます。
③-2:「令和二年五月十五日から七月三十一日までの間の豪雨による災害についての激甚災害の被
災事業者(本社・若しくは補助事業実施場所が直接被害を受けた者に限る)」
③-3:「有効な期間の事業継続力強化計画の認定を取得した(取得予定の)事業者」
④ 賃上げ加点等:
④-1:「事業計画期間において、給与支給総額を年率平均2%以上増加させ、かつ、事業場内最低賃
金を地域別最低賃金+60円以上の水準にする計画を有し、従業員に表明している事業者」、又
は、「事業計画期間において、給与支給総額を年率平均3%以上増加させ、かつ、事業場内最低賃
金を地域別最低賃金+90円以上の水準にする計画を有し、従業員に表明している事業者」
④-2:「被用者保険の適用拡大の対象となる中小企業が制度改革に先立ち任意適用に取り組む場合」
※ 最大7項目の加点が可能(添付書類は最大5点)。
※ 加点項目については、エビデンスとなる添付書類を提出し、各要件に合致した場合にのみ加点
されます。
過去に同様の補助金を受けたことがある場合は、減点対象となることも特徴です。