事業再構築補助金の本質を理解する
補助金の本質とはなんでしょうか?
よく補助金をだしにメーカーは売り込みをかけます。
これは「割引」です。割り引く原資は国の税金、販売者は自分たちの懐を傷めず顧客に安く商品を提供できることをウリにします。
購入者も通常よりも安く買えるのでお互いにWin-Winです。
政府が税金を使う理由は本当にそこでしょうか?
それでは一部の業界(企業向け機械装置を販売している会社と製造業など)へのメリットでしかありません。
今大変苦労をしている飲食業界や旅行業界はGoToなど特別配慮があるから問題ないのでしょうか?
理美容、教育、医療、服飾などの生活必需品以外の小売、その他のサービス業などは恩恵を受けません。
(このあたりの業界が恩恵を受ける補助金はあまりありません。)
偏りが出ると不平不満が出ます。広く便宜を図るなら消費税を無くす方が広く効果的です。
だからこそなぜ補助金を出すのかを考える必要があります。
補助金の目的
補助金にはそれぞれ目的があります。
主に経産省が出す補助金は経済の活性化です。
これは一次的な売買(機械を手に入れやすくするための補助)を目指した経済の活性化ではありません。
補助金受給企業の営業規模拡大による経済の拡大です。
通常は投資が伴うため及び腰になる企業へ補助金で後押しを行います。
例えば、
- 生産量拡大
- 商圏拡大
- 新規事業
- 新商品開発
などです。
そしてものづくり補助金や事業再構築補助金が目指すものは、「新規事業」や「新商品開発」です。