BizFrontの活用と予算感
様々なシステムの改修が可能な便利ツールBizFrontですが、全てのシステムに使えるわけではありません。
使える環境と機能、予算感をお伝えします。
BizFront使用イメージ
BizFrontは、『編集ツール』という設定を作るアプリと『表示ツール』という設定を反映させて実際の業務に使用するためのアプリの2種類で構成されています。
流れとしては、上記のように『編集ツール』で作成した『ルールファイル』を『表示ツール』へ提供して反映させます。
つまり、『編集ツール』がないと設定ができません。そして、『表示ツール』がないと拡張UIやアノテーションを反映させることはできません。
BizFrontの商品構成
BizFrontには上記2ツール『編集ツール』『表示ツール』はセットとして扱われますが、それぞれの台数(アプリを入れるPCの台数)を選んで購入します。
BizFrontは商品としては2種類用意されています。
①BizFront アノテーション
対応先:Windowsアプリ
動作方式:画像認識
機能:アノテーション
②BizFront SmartUI
対応先:Webシステム
動作方式:HTML解析
機能:アノテーション、拡張UI
BizFrontアノテーションはWindowsアプリに広く使えますが、アノテーションしか使えません。
BizFrontSmartUIは機能を全て使えますが、Web上のシステムにしか使えません。
どちらかが上位でフルパッケージという商品構成ではなく、用途とやりたいことを選ぶため難しいツールではありますが、ピッタリとはまれば効果はとても大きいツールです。
BizFrontの活用
上記で記載しましたが、BizFrontは使う環境や用途を選ぶツールのため、使えるのか?という疑問を持たれるかもしれません。
①BizFront アノテーションの活用場面
- 古くから使っている受注システムのため、改修ができない、もしくは費用が大きく変わるもの
- 会計ソフトの間違いや個人ごとの入力の差を無くすため
- 受注システムへの入力が営業さんごとにバラバラだったり、ミスや漏れが多発している場合
- 人の入れ替わりが早く毎回入力ルールを教えないといけない場合
- 手順が複雑かつ同じ人が習熟するほど使い込まないシステム(様々な社員が使うがそれぞれの使用頻度は少ない)
など、社内で使っていて、入力内容に問題が起きやすく、教えるのも習熟させるのも大変なシステムに大変効果を発揮します。
②BizFront SmartUIの活用場面
- Web上にある受発注システム
- クラウド上の各種システム・ツール
機能は多いのですが、Web上に限られるため、基本的にはWindowsローカル環境で使用するアプリに比べると使いやすくなっているため必要な場面が少ないように思います。
しかし、これが使える場面があれば強力であることは間違いありません。
例えば、報告書や稟議書をクラウド環境で提出をしている場合、フリーテキスト部分にテンプレートを設定できます。
件名をプルダウンで選択すると対応するテンプレートを表示させます。
メルマガを発行されている場合にも同じようにテンプレートを瞬時に表示させることも可能です。
どちらの商品もシステムを構築した時には想定していなかった入力のゆれ・もれ・ミスや、グルーピングできる入力内容(テンプレートや選択肢)が運用中にどんどん積みあがって、改善できるともっと楽になるのに!と思うような痒い所に手が届くサービスになっています。
BizFrontの予算感
導入数量などによって価格が変わる場合もありますが、予算感は以下の通りです。
①BizFront アノテーション 初期費用:16万円~ 月額費用:12,000円/10台単位
②BizFront SmartUI 初期費用:65万円~ 月額費用:3,600円/台
BizFrontへのお問い合わせはBPRサービスまでお気軽にご相談ください。
メール okabe@bpr-s.jp 電話 048-700-7020 <担当:岡部>