令和3年 J-LOD5(令和2年度補正予算)

今年もJ-LOD5が発表されました。

J-LODとは、海外向けにコンテンツを配信・展開する場合に活用できる補助金です。

活用する内容に応じて、①~⑤と種類が分かれています。

コンテンツ産業ではない一般の企業が活用できる補助金は⑤くらいとなりますので、ここではJ-LOD5のみご紹介いたします。

J-LOD5概要

補助額:1000万円  補助率:1/2

申請者要件:国内の中小企業、地方公共団体

対象経費:動画制作費、配信費用、効果検証費用

J-LOD5は、企業のブランディングのために、自社の姿勢や理念に対する顧客の共感を呼ぶストーリー性・オリジナリティのある映像の制作にかかる経費の一部を支援されます。

ブランディングストーリーのポイント

ブランディングとは、企業のイメージを消費者に持ってもらうための活動全般を指します。

今回の動画制作は企業のイメージ・姿勢・メッセージなどを伝えるもので、特定の商品を宣伝する「売り込みの広告」はNGとなっています。

  • 宣伝的な意図を感じさせない
  • 観た後に、映像を作った企業や自治体のファンになる
  • 受け手の感情を動かすことで企業や商品のイメージが受け入れられる
  • 誰に向けた、何のための映像かはっきりさせる
  • 他社でも成立する内容はオリジナリティがあるとは言えない
  • エンタメ性がないと広く一般に観てもらえない

J-LOD5の活用方法

ブランディングのため、宣伝ではダメ、とはいえただのオモシロ動画を作るだけでは企業にとってメリットはありません。

自社が何を大事にし、誰のために、何を行う会社か。

一般の消費者(見込み顧客企業)に知ってもらい、ライバルの会社や製品よりもこちらを選んでもらえるように伝える必要があります。


例えば、飲食店の場合に材料からこだわりを持って美味しいものを作っている、

このような内容ではどの飲食店も「素材にこだわりがない」わけはなく、「美味しいもの」を作るようにしているはずです。

そのため、この店独自のブランドにはなりません。

自社でしかやっていないこだわり目指している理想の世界などを伝える必要があります。

例えば、

「小麦アレルギーでパンが食べられない子供に、パンをお腹いっぱい食べてほしい!」

  • 米粉100%のパン屋
  • 米は無農薬米に拘った提携農家が生産

<ストーリー>

友達が楽しそうにパンを食べているところを寂しそうに見ている女の子。それを見たパン屋の店主が米粉で試行錯誤を開始、店には専用の器材を入れ、ようやく完成した米粉の菓子パンを女の子の前に並べる。アレルギー反応の恐怖があり、手を出さない子に母親が背中を押す。パンを一口食べて満面の笑みの女の子を見て、パン屋の店主が涙を流す。母も泣く。

このような内容だとオリジナリティのあるブランディングストーリーとなります。

小麦アレルギーの子供を持つ親にとって、ありがたい存在となるため、そのパン屋を知った親は少し離れていても買いに行くかもしれません。

商品の詳細や金額を言わなくても、その会社が作るものならばほしい、となるような状態がブランディングとして成功した状態です。


さらに気を付けるポイントとして、費用対効果も審査で重要な項目となります。

補助金で1000万円出るから、大きく上乗せした費用で審査に出すと不採択となるでしょう。

少ない予算をアイデアでうまくやりくりして制作する動画は高評価になりますので、短調・情報が少ない動画にならないよう注意が必要です。

技術や戦略が必要となる難しい補助金ですが、動画制作に費用が出る珍しい補助金でもあるので、自社を知ってもらうための動画制作を考えている企業様はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

当社でもちろんプランニングから申請支援までお手伝い可能です。

お気軽にご相談ください。

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